ゲームの中でプレイヤーが動かせるキャラクターが登場すると、世界が一気に“ゲームらしく”なります。
Roblox Studioでは、デフォルトでキャラが動かせる設定になっているので、最初は特別なプログラムは不要です。
でも、「もっと自由に動かしたい」「ダッシュしたい」「2段ジャンプさせたい」など、オリジナルの操作を加えたい場合にはスクリプトの出番です。
このページでは、キャラクターを動かす基本から、少しだけカスタマイズする方法までを解説します。
まずは動かしてみよう
Roblox Studioで「Play(プレイ)」ボタンを押すと、自動的にキャラクターが出現して動かせます。
キーボードの【W】【A】【S】【D】キーで移動、【スペース】キーでジャンプできます。
ここまでは何もしなくてもOK!
自分だけの動きを追加したいときは?
たとえば次のような動きを追加したい場合、Luaという言語でスクリプトを書く必要があります。
例:
- シフトキーで「ダッシュ」
- 2段ジャンプ
- ジャンプ後に空中浮遊(ホバリング)
- 特定の条件でジャンプできなくする
例:Shiftキーでダッシュできるようにする
local Players = game:GetService("Players")
local player = Players.LocalPlayer
local character = player.Character or player.CharacterAdded:Wait()
local humanoid = character:WaitForChild("Humanoid")
local userInputService = game:GetService("UserInputService")
local normalSpeed = 16
local dashSpeed = 32
userInputService.InputBegan:Connect(function(input, isProcessed)
if isProcessed then return end
if input.KeyCode == Enum.KeyCode.LeftShift then
humanoid.WalkSpeed = dashSpeed
end
end)
userInputService.InputEnded:Connect(function(input)
if input.KeyCode == Enum.KeyCode.LeftShift then
humanoid.WalkSpeed = normalSpeed
end
end)
🔧 スクリプトの使い方
StarterPlayer > StarterPlayerScripts
に「Script」ではなく「LocalScript」を追加します。- 上のコードをコピペします。
- Playテストで【Shift】を押しながら歩くと、ダッシュします!
ポイント
- キャラクターの「移動スピード」「ジャンプ力」は
Humanoid
というオブジェクトで管理されています。 Humanoid.WalkSpeed
やHumanoid.JumpPower
を変更することで、動きに変化をつけられます。- こうした動きの追加で、ゲームの個性がグッとアップします!
応用アイデア
- スタミナを消費してダッシュできるようにする
- 特定のアイテムを拾ったときだけ2段ジャンプができる
- スキルボタンを押すと、空中に跳ね上がる「回避行動」ができる
キャラクターの動きを自由にカスタマイズできるようになると、あなたのゲームにしかないアクションを作ることができます。
次は、「ギミックを追加してゲームらしくしよう」に進んで、障害物や敵を加えてみましょう!
👉 [ゲームに仕掛けを追加しよう]