オブジェクトの多くはプロパティの他、関数が付いています。プロパティは位置や色などの属性を表しますが、関数はオブジェクトの「機能」ということになります。プロパティと関数の違いを理解しましょう。
登場する英単語
英単語 | 読み方 | 解説 |
---|---|---|
Shape | シェープ | 「形」 |
PartType | パートタイプ | パーツの形状 |
Ball | ボール | 「球」 |
Clone | クローン | 複製する関数 |
Functions | ファンクションズ | 関数群 |
math | マス | Luaの標準ライブラリの1つ、算術系 |
random | ランダム | mathの関数、乱数を発生させる |
FindFirstChild | ファインド・ファースト・チャイルド | 子供を見つける |
Camera | カメラ | カメラオブジェクト |
Terrain | テライン | 地形オブジェクト |
nil | ニル | Luaのキーワード、「何もない」を表す |
Destroy | デストロイ | 「破壊」 オブジェクトを消去する関数 |
break | ブレイク | Luaのキーワード、制御文からの強制脱出 |
チェックポイント
- Partのプロパティ「 Shape 」はEnum型
- 「math」は、Luaの標準ライブラリ(関数群)
- 「math.random(A,B)」で、AからBの範囲のランダムな数字が作れる
- 「FindFirstChild」という関数は、子供を見つけるもの
見つかった場合は、そのオブジェクトを、見つからなかった場合は「nil」を返す - 「nil」はカラを表すLuaのキーワード
- wait関数は常にtrueを返すので、「while wait() do」で無限ループが作れる
- 「Destroy」はオブジェクトを消去する関数
- for、while、repeat~untileのループから強制的に抜け出したい場合は「break」を使う
local part = Instance.new("Part")
part.Shape = Enum.PartType.Ball
part.Name = "Ball"
part.Anchored = false
for i=1,10 do
local p = part:Clone()
local x = math.random(-50,50)
local y = math.random(5,50)
local z = math.random(-50,50)
p.Position = Vector3.new(x,y,z)
p.Parent = game.Workspace
wait(0.5)
end
while wait(0.5) do
local p = game.Workspace:FindFirstChild("Ball")
if p then
p:Destroy()
else
break
end
end
[ 第15回 ~大きさ・色・材質~ ]
[ 第17回 ~関数を作る~ ]