クラス(Class)

クラスとは、オブジェクト指向プログラミングにおいて、オブジェクトを作るための設計図やテンプレートのようなものだよ。これをもっと身近な例で説明するね。

例えば、学校で使う「椅子」を考えてみよう。椅子には、足、座面、背もたれなどの部分があるよね。そして、椅子には「座る」という動作をすることができる。この椅子の特徴や動作を、プログラミングで表現するために「椅子」というクラスを作るんだ。

この「椅子」クラスには、椅子の色や大きさといったプロパティ(特徴)と、「座る」というメソッド(動作)を定義する。クラスはまさに設計図のようなもの。この設計図を使って、実際に椅子のオブジェクトを作ることができる。

クラスから作られる具体的なオブジェクトを「インスタンス」と呼ぶんだ。たとえば、「青い椅子」や「木製の椅子」といった具体的な椅子は、すべて「椅子」クラスのインスタンスになるわけだよ。

クラスを使うと、同じ種類のオブジェクトを簡単にたくさん作ることができる。また、クラスを使うことで、プログラムの中でオブジェクトの動作や特徴を一箇所で定義しておけば、それを使うすべての場所で同じ動作や特徴を使うことができるんだ。

例えば、もし「椅子」クラスに「回転する」という新しいメソッドを追加すれば、そのクラスから作られたすべての椅子のオブジェクトで「回転する」動作を使うことができるようになる。これがクラスを使う大きなメリットだね。

プログラミングでは、このようにクラスを使って効率的にコードを書くことができるんだ。

< ロブロックス先生