9.パーツの結合

パーツ同士は結合できます。その前に、赤丸で囲んだ「Collisions/衝突)」と「Join Surfaces/表面の結合」について解説しておきます。この2つはON/OFFの設定になります。

Collisions/衝突

パーツを2つ追加し、パーツが重なるように移動してみてください。「Collisions/衝突」をONにするとパーツ同士が重ならないと思います。OFFにするとパーツ同士が重なるようになります。地面にパーツをピタッと設定したい場合などは、「Collisions/衝突」をONにすると便利です。
なお、この設定は移動だけでなく、拡大縮小や回転でも有効となります。また、スナップ設定によっては、パーツとパーツの間に隙間ができてしまうことがありますので、その場合はスナップ設定をOFFにしてください。
「Collisions/衝突」のON/OFF、スナップのON/OFFを切り替え、それぞれの意味を十分に理解しましょう。

Join Surfaces/表面の結合

「Join Surfaces/表面の結合」をONにすると、パーツとパーツをくっつけた際に、白い枠が表示されるのが確認できると思います。これは、パーツ同士が接着されたことを示します。ロブロックスは物理エンジンが機能しますので、接着しないと落ちてしまう位置関係のパーツは、当然ながら実行すると下に落ちます。

[F5]キーを押すと、テストプレイできます。テストプレイするとその違いは一目瞭然です。
[SHIFT]+[F5]キーを押すと、テストプレイは終了します。

Modeを「Physical」に設定すると

Mode(モード)という選択肢を「Physical/物理」にすると、接着されたパーツ同士がくっついたままになります。移動はもちろん、拡大縮小、回転、すべてにおいて接着された状態が保たれます。

Anchor/アンカー

「Anchor/アンカー」これもよく使うものです。パーツを空中に固定します。パーツを1つ追加し、「Anchor/アンカー」をONにしてみてください。

「F5」キーを押しテストプレイしてみましょう。パーツは落ちてきません。

Union/ユニオン

パーツを2つ追加し、下記のように重ねてください。そして、2つのパーツを選択し([CTRL]キーを押したままそれぞれをクリック)「Union/ユニオン」をクリックします。

1つのパーツになりました。これをUNION(ユニオン)と言います。

ユニオンは2つだけではなく、複数のパーツで行えます。もちろん異なるパーツでも構いません。ただし、グループ化したモデルは、ユニオンできませんので覚えておいてください。

Negate/否定

「Negate/否定」は、「Union/ユニオン」の逆になります。パーツを2つ追加し、片方だけを選択します。「Negate/否定」をクリックすると、選択した方のパーツが赤い半透明になりました。

さらに、この2つのパーツを選択して、「Union/ユニオン」をクリックすると、赤い部分がそっくり取り除かれたことが確認できると思います。

これが、「Negate/否定」です。応用として、円柱と円柱で、筒のようなものも簡単に作れます。

Separate/分離

元のパーツに戻したい場合は、「Separate/分離」を実行してください。1つ言い忘れましたが、穴を貫通させたい場合などは、下記のように「Negate/分離」するパーツを少しだけ大きくすると良いと思います。

ここまで理解できれば、「自分のゲーム」を仕上げられるのではないでしょうか。さっそく、家屋を完成させましょう。

ゲーム内に「たいまつ」があります。次は、このようなものの作り方を学習することにします。

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